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山形県戸沢村消防団(令和2年7月豪雨) announcement

戸沢村消防団は、令和2年7月28日正午過ぎから29日朝にかけて、述べ158名が出動。河川巡視や集落内巡回、沢水の氾濫対応(土のう積)、避難誘導、避難後の警戒活動にあたった。幸い、人的被害はなく、減災に努めた。 村内では、最上川上流域での豪雨による水位の上昇(最大値7.79m)、7月29日8時現在における予測値8.77m(さらに上昇の可能性有)が示され、氾濫危険水位8.20mをはるかに超える事態の対応を迫られた。また累加雨量223mm(26日21時から28日24時まで・国土交通省古口雨量観測所計測値)、最大時間雨量41mm(28日13時から14時まで・同所数値)であった。古口地区(古口)では堤防越水の可能性が、同地区(蔵岡)では堤防越水の可能性に加え、内水氾濫による浸水被害(床上1世帯、床下6世帯)が発生した。また角川地区全14集落では土砂災害警戒情報が発令され、村では、避難指示を次々発令した。

◇出動人数・活動内容等の状況

災害名 活動時間 出動延べ人数 主な水防活動内容等
令和2年7月豪雨 7/28~29
約36時間
158人 巡視、避難誘導、警戒活動(古口・蔵岡・角川地区14集落)
土のう積み(神田)
地区内村道泥撤去(蔵岡)

◇水防活動の実施状況

神田地区における沢の氾濫 その後「土のう積み」が行われた
神田地区における沢の氾濫
その後「土のう積み」が行われた
水防活動位置図
水防活動位置図